2023年1月にスタートしたドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」。
広瀬すずさん演じる浅葱空豆は九州の田舎出身の設定ですが、その方言がおかしくて酷いと批判が殺到しています。
一体どこの方言なの?と気になる人も多いかと思いますが、実は脚本家・北川悦吏子さんが作ったオリジナルの方言なんだとか。
そこでこの記事では、ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」でおかしいと批判が殺到している主人公の方言についてまとめます!
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「夕暮れに手をつなぐ」方言はオリジナル
広瀬すずさん演じる浅葱空豆の方言は、特定の方言ではなく宮崎・鹿児島・長崎の方言をミックスしたものです。
脚本家の北川悦吏子さんは次のように説明しています。
「多分、九州の人が聞くと『これどこの方言?』って思っちゃうと思うんですけど、3か所をブレンドして作ってるんですね。宮崎と鹿児島と長崎」
Yahoo!ニュースより
北川悦吏子さん曰く、既存の方言にピンとくるものがなかったので、自分でブレンドし“空豆語”を作ったんだとか。
その上で、視聴者に「『こんな言葉ないじゃん』って怒らないでください」と呼びかけていますが…
実際に、九州の視聴者から批判が殺到する騒ぎになっています。
「夕暮れに手をつなぐ」の方言に批判殺到
なぜ広瀬すずさん演じる浅葱空豆の方言に、批判が殺到しているのでしょうか?
その理由は、次のとおりです。
理由①違和感があり気持ち悪い
異なる方言がミックスされているのもあり、単純に「聞いていて違和感」「気持ち悪い」との批判があがっています。
音痴の人の歌をずっと聴かされている気分…という声もありました。
確かに、主人公が存在しない方言をずっと話していると、気になってしまいますよね。
理由②九州を馬鹿にし過ぎている
また、田舎育ちである浅葱空豆が癖の強い方言を使っていることに関して、「九州を馬鹿にしている」との批判が出ています。
実際に、若い人は滅多に使わない表現の方言もあるようで、田舎=強い方言のイメージが失礼だという声も。
確かに、一人称が「おい」だったり、やや時代錯誤な印象を受けますよね。
理由③方言を混ぜるのはあり得ない
特に批判されているのが、3つの方言をミックスし“空豆語”を作っていること。
3つの方言にはそれぞれの意味やルーツがあるため、混ぜるのはあり得ないという批判もあります。
実際に使っている人からしたら、自分たちの言葉を否定されたようで気分が悪いですよね。
その他、批判は方言だけではなくドラマ全体にまで広がっているんです。
「夕暮れに手をつなぐ」は九州を馬鹿にしている?
方言だけではなく、広瀬すずさん演じる浅葱空豆の行動に「九州を馬鹿にしている」と批判が殺到しています。
第一話だけでも、次のシーンが問題視されていたようです。
- 噴水で顔を洗う
- レストランで足を拭く
- 高級ホテルで「大東京」と書かれたスウェットを着て食事
- ホテルのカードキーの使い方が分からない
特に、第一話の冒頭で空豆と音が東京で偶然したシーンで、空豆が公園の噴水で顔を洗っていたことに驚いた人でも多いのではないでしょうか。
この後音のスマホを守るために噴水で全身を濡らしてしまった空豆ですが、婚約者と待ち合わせしたレストランで濡れた足を拭いていたり…
「田舎者」という設定だからこそ、こういった空豆の1つ1つの行動が「田舎を馬鹿にしている」と感じてしまう人が多いようです。
田舎者=非常識ではないのですが、空豆のキャラクターを特徴的に描くために、こういった行動をしているんでしょうね。
その他にも、北川悦吏子さんの脚本は「ありえない」「古い」との声が多く上がっています。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
方言が可愛く思えてきたという声も
しかしストーリーが進むにつれ、空豆の方言が可愛く思えてきたという声もあがっています。
これも、広瀬すずさんの演技力のおかげなのかもしれませんね。
そして、第6話でようやく空豆が方言を使い続ける理由が、「母親への反発」であることが明かされました。
東京の言葉で話すお母さんが嫌だったと語った空豆に、「切ない」という声も多く寄せられていました。
まとめ
以上、ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」で批判が殺到している主人公の方言についてまとめました。
- 空豆は特定の方言ではなく、宮崎・鹿児島・長崎の方言をミックスしたものを喋っている
- その方言が「聞いていて気持ち悪い」「九州を馬鹿にしている」と批判の声が
- 方言だけではなく、噴水で顔を洗うなどの空豆の行動にも批判が
- 空豆が方言を使い続ける理由は母親への反発で、その理由を知って見方が変わった視聴者も
広瀬すずさんと永瀬廉さんの共演で放送前から話題でしたが、思わぬところで批判が集中してしまったようですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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