2023年のWBCで日本を優勝に導いた栗山英樹監督。
そんな栗山監督の自宅は北海道栗山町にあり、野球場やミュージアムとして一般開放されているんです。
しかも栗山監督が栗山町を選んだのには、自分と同じ名前だからという理由以上の深い訳がありました。
この記事では、そんな栗山英樹監督の栗山町の自宅についてまとめます。
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栗山監督の自宅は北海道栗山町にある

栗山監督の出身は東京都小平市ですが、現在の自宅は北海道の栗山町にあります。
WBC優勝直後には、ジャージと長靴姿に軽トラで栗山町を訪れていましたね!

栗山町では、このジャージ姿が栗山監督の“いつもの姿”なんだとか。

栗山監督の普段の人柄が伝わってきますね!
そんな栗山監督ですが、なんと自宅の住所や写真も公開されているんです。
住所:北海道夕張郡栗山町湯地22番地25


ここまで詳細に知れ渡っている理由は、栗山監督のなんとも粋な発想によるものなんです。
栗山監督の自宅は「栗の樹ファーム」として一般解放


実は栗山監督の自宅の敷地は、野球ファンに向けて一般開放されているんです。
その名前は「栗の樹ファーム」。
「栗の樹ファーム」には栗山監督が作った野球場のほか、ログハウスが隣接されていて、一部がミュージアムになっています。
天然芝の球場がある


栗の樹ファームのメインは、この野球場です。
2002年、栗山監督が私財を投じて栗山町の町民とともに作ったものです。



栗山監督は天然芝の野球場を作るのが夢だったんだって!
この球場では野球大会や教室も開催されており、無料で使用できるんだとか!
そして、オフシーズンには栗山監督自らがメンテナンスしている姿が。


栗山監督の野球への想いが詰まった素敵な場所ですね。
自宅ログハウスには野球グッズが並ぶ


さらに野球場の隣にはログハウスがあり、その中では栗山監督が集めた貴重な野球グッズが展示されています。
次のようなものが展示されており、その数は2000点を超えるんだとか!
- イチロー選手が使ったバッド
- 大谷翔平選手が使ったバッド
- その他日米の名プレーヤーが使ったバットやユニホーム、サインボールなど




このように、野球ファンなら思わず唸るグッズがずらりと並んでいます。



まるで野球少年のおもちゃ箱みたいだね!
そして、このログハウスは栗山監督の自宅でもあると言われています。


有名人の豪華な一軒家というわけではなく、自然を大切にした趣のある家で、なんとも栗山監督らしいですよね。
栗山監督が栗山町を選んだ深い理由


栗山町を故郷だと明言している栗山監督ですが、なぜ栗山町を選んだのでしょうか?
実は、栗山監督と栗山町に交流が生まれたのは、栗山監督が日ハムの監督に就任するよりずっと前のこと。
つまり、同じ名前の町が北海道にあったから選んだという単純な理由ではないんです。
栗山監督と栗山町につながりが生まれた理由は、次のとおりです。
きっかけは解説者時代に観光大使を依頼されたこと


1999年、栗山監督は栗山町から「名字が同じ」という理由で観光大使を依頼されます。
観光大使に就任した当時の栗山監督の肩書きは、元ヤクルトスワローズ選手の野球解説者でした。



東京都小平市出身の栗山監督にとって、北海道は縁もゆかりもない地だったんだね。
それにも関わらず、栗山町の人たちの想いに応えて交流を始めるようになったんです。
そして栗山監督は栗山町にすっかり惚れ込み、2012年に日ハムの監督に就任した頃には「栗山町が終の棲家」だと発言しています。


観光大使を依頼した栗山町の有志たちが、栗山監督の人生を変えたんですね。
球場づくりの夢が叶う場所だった


そんな栗山監督には、「天然芝の野球場を作りたい」という夢がありました。
そのきっかけは「フィールド・オブ・ドリームス」という映画です。
99年、映画の舞台の米アイオワ州のトウモロコシ畑の中の野球場を訪れた時に「違う国の子供たちが、言葉が通じないのに仲良く野球をしてた。野球って凄い」と感激。
スポニチより


そんな夢があった栗山監督ですが、栗山町を訪れた際に「この町なら野球場が作れる」と思ったんだそうです。
そして観光大使就任から3年後の2002年、実際に栗山監督は栗山町の人たちとともに「栗の樹ファーム」をつくりました。



さすがの行動力ですね!
そして2012年に日ハムの監督に就任したことを機に、栗の樹ファームに自宅を構えるようになりました。
栗山町の“人”に惚れた


そして栗山監督が栗山町を選んだ何よりの理由は、栗山町の住民たちの人柄だと言います。
地元のインタビューで栗山監督は、栗山町を選んだ理由について次のように話していたことがありました。



自然環境ももちろんそうですが、何といっても人です。
仕事上の関係じゃなく、一生の友だちとしてつきあえる人もたくさんいる。
要は人に惚れて、ということです。
実際に栗山監督は、栗山町では「栗さん」として親しまれ、地元の人たちと野球以外での交流も深いんです。


栗山町に住む栗山監督の20年来の友人は、次のように明かしています。
栗山町で会う栗さんはそこらにいるおじさんですから
長靴履いてジャージ履いて
いや、本当にいい人です
もう飲んだら楽しい方で、明るくなりますね
HTBより
栗山監督の栗山町の住民を想う気持ちが伝わってきますね。
そして、栗山監督は栗山町の人たちへたびたび感謝の言葉を述べています。


このように、栗山町の人たちと栗山監督の人柄が合わさって、運命的な繋がりを生んだのでしょう。
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