「和解契約公正証書」無効化の裁判:江角マキコの弁護士の回答
江角マキコの弁護士の回答:①「正常な判断能力があった」

一方、江角マキコさん側の見解はどのようなものでしょうか?
江角マキコさんの弁護士の回答を要約します。
- 江角マキコが公正証書作成を求めた事実は無い。
- K氏と夫人の対立に、江角マキコを巻き込んだことに対する謝罪として公正証書を作成した。
- 公正証書作成に関してはK氏側から提案してきた。
- よってK氏には正常な判断能力があった。
「公正証書の作成は、元理事長が、夫人との対立に江角が巻き込まれたことに対し謝罪を繰り返し、自身の弁護士と協議の上、提案したものです。江角が作成を求めた事実は一切ありません。公正証書作成当時、元理事長は正常な判断能力を有していました。作成当事者の意思に沿わない公正証書の作成は絶対にできません」
デイリー新潮より
公正証書は代理人でも作成できる
ここで問題になっている公正証書ですが、これ、実は書類さえ整えば代理人が作成することも可能です。
代理人を立てるには「委任状」が必要になります。
本人が作成した委任状には、本人が署名して実印を押印し、さらに印鑑証明書を添付することで、間違いなく本人が代理人を指定したこと等を確認します。
公正証書をはじめて作成するより
上記の通り、委任状には①本人の署名・②実印・③印鑑証明が必要になります。
この3つがあれば委任状が完成します。
裏を返せば、①②③を全て揃えれば委任状は出来てしまします。
江角マキコが代理人となって作成することも可能
今回のケースで言えば、委任状により江角マキコさんを代理人にしてしまえば、
自分の都合の良い条件の「公正証書」を仕立て上げることは可能ですよね。
こう考えると、江角マキコさんの代理人弁護士が言ったこの言葉は、どこまで信用できるのでしょうか。
作成当事者の意思に沿わない公正証書の作成は絶対にできません
デイリー新潮より
江角マキコの弁護士の回答:②「江角マキコに非は無い」

FRIDAYが直撃取材した際、取材陣に弁護士の連絡先を渡して颯爽と去っていった江角マキコさん。
その後弁護士に質問状を送ったところ、回答がありました。
弁護士からA4用紙5枚分の回答
江角マキコさんの弁護士からは「A4用紙5枚分の回答」が来たと言います。
要約するとこんな感じです。
- KISTを誹謗中傷するサイトに江角マキコは関わっていない
- 江角マキコはK氏夫妻の争いに巻き込まれた被害者
- 争いに巻き込んでしまった謝罪としてK氏が公正証書を提案、江角マキコはこれを受けた
- 「和解契約公正証書」無効化の訴状は届いていない
- K氏の相続人の主張通り公正証書が無効になれば2億3000万円は支払わずに済むことになる
- 「無効だ」という主張の根拠が存在することになるので、その主張の信用性は慎重に吟味する必要がある
ポイントとしては以下の2点ですね。
- KISTを誹謗中傷するサイトに江角マキコは関わっていない
- 争いに巻き込んでしまった謝罪としてK氏が公正証書を提案、江角マキコはこれを受けた
この主張が認められるかどうかで明暗が分かれることになるでしょう。
「和解契約公正証書」無効化の裁判:江角マキコは自筆の手紙を送っていた

江角マキコさんはK氏を家族から孤立させる目的で、手紙やメッセージを送りました。
その手紙やメッセージは「自分が正義である」という内容で、KISTの保護者や関係者に送られました。

上記は、家族がK氏の面倒を見ないことを訴える内容の手紙です。
こうしてK氏と家族を切り離し、K氏が家族に相談できない状態、
つまり江角マキコさんに依存させる状態を作り出したのでしょう。
そして例の「公正証書」作成へと繋がっていくわけです。
「和解契約公正証書」無効化の裁判:江角マキコ側が取材に対応

FRIDYが江角マキコさんに直撃取材しています。どんな回答を得られたのでしょうか?
江角マキコ「弁護士に聞いてください」

FRIDAYがKISTとの訴訟について直撃取材したところ、江角マキコさんは「弁護士に全部お任せしている」と回答。
公正証書の話を聞くと、「よくわからない方向になってる」「弁護士に聞いて欲しい」と回答しました。
江角マキコさんは明言を避け、「弁護士に聞いて欲しい」の一点張りで直撃取材は終了しています。
質問よりカメラ映りが気になる江角マキコ

この訴訟、江角マキコさんにとってはかなり重要な案件だと思うのですが、
江角マキコさんにとってはカメラ映りの方が重要な案件だったようです。
マスクしてない方が全然良いので
江角マキコさんが取材を受けた時、どうやらマスク姿だったようですね。
取材に対しては「弁護士に」の一点張りだったようですが、写真を撮られるとなると急にしゃべりはじめました。
「撮っても良いが、マスクを外した素顔を撮って欲しい」
「マスクしてない方が全然良いので」
撮ってもらっても構わないのですが、マスクを外していいですか? 私マスクしてるより、マスクしてないほうが全然良いので……
FRIDAYデジタルより
カメラチェックの欠かさない
公正証書についても「弁護士に」の一点張りだったようですが、
「写真ちょっと見て良いですか?」とカメラチェックは欠かしませんでした。
(カメラのモニターをチェックしながら)写真、ちょっと見て良いですか
FRIDAYデジタルより
元プロの高い意識
江角マキコさんが2017年に引退して6年が経過し、2023年現在で56歳。
美貌とスタイルは衰え知らずで、すぐにでも芸能界復帰できそうな状態だったといいます。
裁判の話よりも、自分の見せ方や見え方が気になり、直撃取材でカメラチェックするとは何とも驚きですよね。
泥沼裁判につながる長嶋一茂・妻とのトラブル

長嶋一茂さん一家との事件は、かなり世間を騒がせましたね。
本人は否定していますが、事件に関与した江角マキコさんの元マネージャーが、
江角マキコさんの指示で動いていたと証言しているので、一気に分が悪くなりました。
実際のところ、子供たちが同じ境遇のまま過ごせなくなったのは、
KISTの問題よりも以前に起きていたこの事件が原因です。
時系列で確認すると…
長嶋一茂さんの一家とトラブルになるまでをまとめてみました。
1996年 | 桐島ローランドと離婚 |
2003年 | 江角マキコが再婚 |
2004年 | 国民年金のPR担当だが年金未納が発覚 |
2005年 | 第一子となる長女を出産 |
2009年 | 第二子となる長男を出産 |
2009年 | 長女が青山学院の幼稚園に入園、長嶋一茂の妻と仲良くなる |
2012年 | 長女が青山学院初等部に入学、子供をめぐるトラブルで2人の間に亀裂が入る |
2012年12月 | 長嶋一茂宅に「バカ息子」と落書きされる |
2014年8月 | 「バカ息子」事件は江角マキコが元マネージャーに指示したと報道される |
2015年 | 長女・長男がKISTに入学 |
2015年以降 | 江角マキコは事件への関与を否定したが、仕事が激減 |
2017年 | 江角マキコが芸能界を引退 |
2012年に子供を巡るトラブルが起きて以来、長嶋一茂さんの妻との仲が険悪になり、
「バカ息子落書き事件」へと繋がっていきます。
江角マキコはトラブルメーカー
このほかにも、江角マキコさんを巡っては、これだけのスキャンダルやトラブルがありました。
- 桐島ローランドとの結婚は9か月で離婚
- 国民年金のPR担当をしていたが17年もの間国民年金未納
- 実業家A氏との不倫疑惑
- 巨額投資詐欺の被害に遭う
- 再婚した夫とは別居中
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